「うちの事業では、きっと融資なんて通らないだろう…」
葛飾区に限らず事業を営む中小企業や個人事業主の方から、こうした声を聞くことは少なくありません。
実際に、日本政策金融公庫や銀行の融資に挑戦して、過去に断られた経験がある方もいるでしょう。その結果、「もう無理だ」と諦めてしまっているケースもあります。
しかし、私たち行政書士の立場から見ると、「融資は無理」と思い込んでいる方の中にも、実は挑戦すれば融資が可能というケースがあります。
たとえば、赤字決算の法人や、確定申告に自信がなかった個人事業主でも、実績の整理と将来計画の見直しを行うことで、融資に通った事例があります。
この記事では、実際に支援を行った成功事例を交えながら、どのようにすれば「融資が無理」という思い込みを打破できるのかを行政書士の視点から解説します。
あなたの事業にも、まだチャンスがあるかもしれません。
葛飾区での融資に対する誤解と現実
「うちは無理」と思い込む事業者の共通点
日々頑張っている中小企業や個人事業主の中には、「自分の事業では融資は通らない」と最初から諦めてしまっている方が多くいます。
その背景には、以下のような思い込みがあります。
- 赤字決算や債務超過だと絶対に通らない
- 過去に断られたから、今も無理だと思っている
- 担保や保証人がないと申請すらできないと感じている
- 業績が良くなければ銀行は相手にしてくれないと感じている
実際には、融資の審査では「過去の数字」だけでなく、「将来の見通し」も重視されます。適切な準備と情報整理を行うことで、思い込みを覆す結果となることも多いのです。
日本政策金融公庫や銀行が見るポイントとは?
では、金融機関は融資審査において、どこを見ているのでしょうか。
主に以下のようなポイントが重視されます。
- 過去の実績(決算書・確定申告)
たとえ赤字であっても、深刻なものではなく改善の兆しがあれば考慮されます。 - 将来の収益見込み
事業計画書や資金繰り計画がしっかりしていれば、前向きに評価されます。 - 経営者の姿勢や誠実さ
面談やヒアリングを通じて、事業への本気度や信頼性も見られます。 - 資金の使途が明確かどうか
融資で何をしたいのか、その結果どのような効果があるかが示されていることが重要です。
行政書士として多くの案件をサポートする中で、「書類だけでなく、ストーリーを伝えること」が成功の鍵であると感じています。
融資は単なる数字の審査ではなく、事業者の想いと計画を伝える機会でもあるのです。
行政書士が見た!葛飾区の融資成功事例
決算書が赤字でも通ったケース(法人)
松戸市で軽貨物運送業を営むA社は、直近で赤字決算となっており、「この状態では融資は無理だろう」と経営者自身が半ば諦めていました。
しかし、詳しくヒアリングしていくと、赤字の程度も深刻なものではなく、最近大手と取引を開始したことが分かりました。
私は、A社の決算書を分析、同時に大手との取引き拡大による利益見込みを数値化。
さらに、今後の損益計画やA社の特徴などを明確にした事業計画書を作成しました。
この結果、日本政策金融公庫の担当者も前向きに評価し、希望額に近い融資が実行されました。ポイントは、「赤字=NG」ではなく、「赤字の程度」と「将来の見込み」を説明できることにあります。
銀行に一度断られた株式会社の逆転ストーリー
千葉県の市川市内で電気工事業を営む株式会社のBさんは、自分一人で地方銀行に融資を申し込んだものの、断られてしまい、融資にチャレンジする勇気が持てない状態でした。
そこで私は、過去3年分の決算内容を整理し、「表面上は債務超過であるが、代表者からの借入れを加味すると実質的には資産超過になる」と説明するところから支援を開始しました(銀行担当者が新人だったため)。
さらに、将来的な売上計画や損益計画を明文化し、事業の成長性を示した資料を作成。
結果として、地方銀行からから満額の融資を受けることができ、運転資金の確保に成功。Bさんは「一人で悩まず、もっと早く相談すればよかった」と話してくれました。
このように、融資の成功には「数字を整えること」と「将来を伝えること」の両方が重要です。
行政書士としてのサポートは、単なる書類作成にとどまらず、事業の価値を言語化するプロセスにも貢献します。
融資を成功に導くための3つの視点
過去の実績はどうか
金融機関が融資判断を行う際、まずチェックするのが過去の実績です。
具体的には、法人なら決算書、個人事業主なら確定申告書が対象となります。
赤字や売上減少がある場合でも、それが一時的なものなのか、また深刻な赤字なのかそれほど問題になるほどのものではないのかを適切に説明することが大切です。
例えば「不良債権処理による一時的な赤字」や「金額としてどのくらいの赤字か」といった状況を整理し、今後の回復見通しがあることを伝える必要があります。
また、税理士と連携しながら、財務内容の補足資料(試算表、売上推移表など)を準備することで、より正確な判断材料を提示できます。
将来の見込みをどう説明するか
融資は「返済できるかどうか」を見るための審査です。したがって、過去の実績と同じくらい重要なのが、将来の見込みです。
ここでは、事業計画書や資金繰り計画書が力を発揮します。
「いつ、どんな方法で売上が伸びるのか」「そのために何にいくら使うのか」「返済はどのように行うのか」といった具体的な数字と計画を提示することが重要です。
行政書士としては、曖昧な表現を避け、数値を用いて現実的かつ実行可能な計画として、説得力を持たせる資料づくりをサポートします。特に新規事業や回復見込みがある場合には、この「将来性の伝え方」が融資成功のカギになります。
書類の整え方と専門家の関わり方
融資申請に必要な書類は多く、記載ミスや提出漏れがあると、それだけで審査に時間がかかる、あるいは否決されることもあります。
行政書士は、融資のための書類作成や資料の整理だけでなく、全体のスケジュール管理や、金融機関とのコミュニケーション支援まで含めて対応可能です。また、事業主自身では見落としがちな点を第三者の視点でチェックすることで、書類の精度と信頼性を高められます。
融資に挑む際は、「一人で全部やろう」と思わず、専門家の力を借りることが、成功への近道です。
葛飾区全域での融資支援体制と今後の展望
行政書士によるサポートが選ばれる理由
葛飾区では、中小企業や個人事業主の経営支援に力を入れています。
区内の商工会議所も、経営の相談窓口を設けており、地域全体で事業者の成長を後押しする体制が整いつつあります。
その中で、行政書士によるサポートが注目を集めている理由は、「融資獲得に必要なサポートを専門的にできること」と「事業の実態を的確に伝えて融資を受けやすくできること」にあります。融資の可否は単なる書類の有無だけでなく、「内容の質」に大きく左右されます。
行政書士は、次のような点で融資支援に強みを発揮します。
- 事業計画書や資金繰り計画の作成支援ができる
- 申請書類を金融機関の視点で整理し、ミスなく提出できる
- 経営者の想いや経営課題を言語化し、説得力ある資料にまとめられる
- 過去の通過実績による、日本政策金融公庫との信頼関係を築いている
今後は、コロナ禍後の再成長や新規事業への挑戦が本格化する中で、より多くの事業者が「専門家の支援を受けながら、金融機関と戦略的に向き合う」ことが求められる時代になります。
葛飾区の事業者の皆様も、ぜひ積極的に行政書士を活用し、自社の可能性を広げていきましょう。
まとめと結論(葛飾区の事業者向け)
融資に対して「うちは無理だ」と感じている事業者の多くは、過去の実績や思い込みなどを理由に、自らチャンスを閉ざしてしまっていることがあります。
しかし実際には、適切な準備と専門家の支援があれば、金融機関の見るポイントを押さえることで融資を受けられる可能性は十分にあります。
葛飾区には、地域を支える中小企業や個人事業主が数多く存在しています。その皆様の成長や挑戦を後押しするために、私たち行政書士は、融資支援という形で伴走しています。
この記事でご紹介したように、赤字決算や確定申告に不安がある場合でも、過去と未来をきちんと整理し、書類を整えることで金融機関の信頼を得ることができます。
「もしかしたら、うちも通るかもしれない」
そう思った方は、ぜひ一度、専門家に相談してみてください。融資は、事業の未来を切り拓くための重要な資金源。そのチャンスを、見逃さないようにしましょう。
行政書士に相談する理由とお問い合わせ情報(葛飾区対応)
融資申請は、「書類を出すだけ」と思われがちですが、実際には事業内容や経営状況を金融機関にしっかりと伝える必要があり、準備には多くの時間と専門的な知識が求められます。
そうした中で、行政書士に相談するメリットは以下の通りです。
- 事業の状況に合わせた的確な支援が受けられる
融資実績のある行政書士は、金融機関の視点や審査の流れを熟知しており、事業ごとに最適な準備をサポートします。 - 書類作成から提出までをトータルで支援
難しい事業計画書の作成も、一緒に進めることで何をどう伝えるべきかがわかり、審査の通過率向上が可能になります。 - 日本政策金融公庫との連携を活かし、各々の状況に即した対応が可能
日本政策金融公庫との信頼関係を活かし協議を行います。審査前に対策を取ることでより確度の高い状態で審査に臨めます。
融資に関するお悩みや、「うちの事業はどうだろう?」というご相談があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。初回のご相談は無料で承っております。
【お問い合わせ先】
かきざき行政書士事務所(葛飾区対応)
所在地:千葉県松戸市4丁目430
電話番号:047-343-9519
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あなたの事業の未来を一緒に築くパートナーとして、丁寧にサポートいたします。