日本政策金融公庫と信用保証協会の創業融資制度項目ごとに比較

起業資金の融資を申し込む先に日本政策金融公庫と信用保証協会の保証が付いた融資があります。
この二つのうちどちらを選ぶか迷うところです。

ということでいくつかの切り口で比較してみます。

日本政策金融公庫と信用保証協会の都道府県の制度そして市区町村の制度。この3つで比べます。

1、わかりやすさ
  わかりやすいのは日本政策金融公庫です。全国共通の制度です。
  都道府県の制度と市区町村の制度はわかりにくいです。地域によって制度の内容が様々になっています。
  例えば、A市では創業融資制度を設けているがB市では利子補給や保証料の補助だけといったこともあります。
  ちなみに私の事務所のある松戸市は融資制度は無く、利息の補助などだけでした。

2、信用保証料
  信用保証料は信用保証協会に支払うお金なので日本政策金融公庫にはありません。一方都道府県と市区町村の制度は基本的に信用保証協  会の保証が付いた融資になるので信用保証料を支払います。自治体によってはこの信用保証料を補助してくれるところもあります。
(とくに市区町村の制度)

4、審査期間
  審査の期間で比べると日本政策金融公庫が早くて市区町村の制度は時間がかかります。都道府県の制度はその中間という感じでしょうか。
  日本政策金融公庫は申し込みから融資まで約1カ月です。市区町村はまず多くの場合、市区町村の中小企業診断士とのやりとりがあるため長くなります。その中小企業診断士との面会にも地域差があるので地域によっては非常に長くなる場合があります。

5、面談回数
  面談回数は日本政策金融公庫は基本的には1回。
  都道府県の制度を使うときは信用保証協会の面談と、実際にお金を融資する金融機関との面談の2回。
  市区町村の制度を使うときは市区町村の中小企業診断士から推薦をもらえるまで何度でも。その後信用保証協会が出てくるので一番多くなります。

ひとくちに創業融資制度と言っても融資を申し込む場所によって特徴がありますので自分に最適なところを選びたいですね。

創業融資支援に特化した行政書士事務所「かきざき行政書士事務所」
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