創業計画書は熱意の表れ

創業時に融資を申し込むときは
創業計画書でこちらの熱意を表します。

金融機関との面談で起業家自身の事業にかける
熱意を話すことがあります。
これは重要な事です。
ただ熱意のこもった話を延々と聞かされることを
担当者は嫌います。(人にもよりますが)

なぜなら、稟議書を作ったり、他にもやることがあって忙しいから。

担当者によっては「私の質問にだけ答えてください」
という人もいます。

起業家の情熱は聞きたい、でも口頭で延々と聞かせるのは
やめて下さい。というのが担当者の本音の様です。

ではどうするのか?
「創業計画書でこちらの熱意、情熱を表現する」こと。
これは30枚40枚もの計画書を作るということではありません。
仮にこんなに作っても読むのが大変です。

枚数的には10枚くらいです。
私が融資を受けた時も10枚でおさめました。

重要なのは所定の計画書に空欄を作らないこと。
例えば日本政策金融公庫の創業計画書を見ると
下記の8つの項目に分かれます。
1.創業の動機
2.経営者の略歴
3.取引商品、サービス
4.取引先、取引関係等
5.従業員
6.お借り入れ状況
7.必要な資金と調達方法
8.事業の見通し

この中で特に公庫の担当者が見る部分は7と8
の項目です。
ここは別に自分で損益計画書や資金繰り予定表などを
作成して提出します。
 
そのほかの1~6は空欄無く書いて当たり前という見方を
されます。必要であれば別紙で提出もします。

でも日本政策金融公庫が公開している記入例は空欄だらけです。
この例を見て計画書を作ったら否決された。という話をよく聞きます。
ではなぜ日本政策金融公庫が公開している記入例は
空欄だらけなのか?

担当者の話では「色々な人がいるので余裕ある作りにあえてしている」
というようなことでした。
記入例は参考程度にしてください。

まとめると、
自分の情熱をしゃべらないで伝える手段は創業計画書である。
そのための最低条件として、計画書に空欄を作らない。