〇日本政策金融公庫の創業融資のスタンス
・民間の金融機関が保証協会なしではではなかなか相手にしない
創業者への融資を他に比べ積極的にしています。
・政府が開業率の上昇を目標に掲げているので
その事を背景に取り組みを強化しています。
各自治体、各種様々な団体と連携が相次いでいます。
私の所属する行政書士会なんかもその一つになっています。
・現実的な融資の実行額の上限は1000万円とみると良いです。
これは支店決裁の上限額だからです。(一部除き)
金額だけで見ると
300万、500万、700万、1000万のラインで難しくなるようです。
・この数年ではNPO法人にも融資がおりています。
〇審査は定性面を重視する
定性面=その人自身という感じです。
・経歴を重視します。
創業する業種の経験があるかチェックします。
経験がある人の方が貸倒率が低い傾向があります。
・通帳を見ることで自己資金とは別に
支払いに対してけじめがある人なのかをチェックします。
・創業への決意、続ける覚悟はしっかりしているかをみます。
実際私も面談で「自信はありますか?」というようなことを聞かれました。
・家族の理解はどうか?
夫婦で創業する場合、貸倒率が低い傾向にあるようです。
〇自己資金の額はやっぱり多い方が良い
こんなデータがあります
自己資金100万円未満の場合
存続率70%
自己資金500万円以上の場合
存続率88%
このことからも多い方が良いです。
日本政策金融公庫は創業融資はどこよりも積極的ですし
創業融資のノウハウも持っています。
創業期はここを活用したいです。